強制不妊手術裁判、最高裁大法廷で5月29日
① DPI日本会議:https://www.dpi-japan.org. 2024年5月16日
② 遠藤隆史.強制不妊法廷−障害ある原告に配慮、最高裁―やりとり−手記や手話で. 朝日新聞、2024年5月17日、27面.
ベーテルブログ2024/05/19
先にお伝えした通り、2018年1月31日に仙台で始まった優生保護法による強制不妊手術の訴訟は、敗訴を重ねる国が最高裁判所に上告受理申し立てを行ってのち、結果として大阪、大阪、札幌、大阪(兵庫訴訟)、仙台高裁判決を最高裁判所大法廷での一括審議という決定(11月1日)となっていました。5月16日に、その期日、第1回の国と原告の双方含めての弁論は5月29日(水)となることを正式に発表しました。DPI(障害者インターナショナル)日本会議は早速に各構成メンバーに傍聴と報告集会を呼びかけています。いよいよ、節目がやってきました。6年も経ちました。もとより高齢の35名の原告中、6人が亡くなっているのです。
なお、この期日は過ぐる2月14日にはNHKや東京新聞などのニュースや記事で流れていました。5月29日の正式決定の二日前、5月14日に、当地テレビ局khb東日本放送が夕刻のゴールデンアワーに8分20秒もの報道特集を流していたのが妙でしたが、その先触れ情報だったようです。
一方、最高裁は同時に強制不妊法廷には傍聴希望者には障害がある人多数が押し寄せると判断したようで、車椅子傍聴席を2人から10人に増やし、大型モニター、原告資料、発言要約の筆記映像も準備することとしたとのこと。この記事を敢えて添付します。異例らしい。原告側との折衝の成果と思われる。
(Drソガ)