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強制不妊裁判、新里弁護士おおいに怒る 仙台地裁、国は判決をずるずる引き延ばし 2023/04/20

強制不妊裁判、新里弁護士おおいに怒る

仙台地裁、国は判決をずるずる引き延ばし

2023/04/20

 

    河北新報.強制不妊訴訟−早期の全面解決、原告側が訴える−仙台地裁弁論.2023年4月20日、26面。

 

ベーテルブログ2023/04/20

 

小さな記事なので見落としそうだ。強制不妊訴訟仙台の高裁判決はこの61日と近づいた。一方で、仙台地裁では強制不妊訴訟が続いている。

この記事報告の中に、被害弁護団長の新里宏二弁護士の弁論の一部が紹介されている。「原告が亡くなっている現状を受け止めてほしい。(裁決を)ずるずる引き延ばすのはひきょうだ」と国側に語気を強める場面もあった、と。全国の強制不妊裁判の陣頭に立つ新里氏が今更語気を強める必要もないはずだが、地裁レヴェルでは原告がお亡くなりになることへの尚更の危機感があるだろう。国はいずれの地裁での敗訴を受けて高裁への控訴を続けており、うち続く高裁敗訴でも最高裁上告を図りつづけてきている。国がこれから何を答えて何をしたいのか何をしたくないのかが不明であり、原告の訴えに対してまっすぐに答えようとはしていない。国は地裁と高裁のいずれのレヴェルでも、判決の引き延ばしを図ってきた、となる。                  (Drソガ)