2021/11/12
寂聴さん、ついに逝く①
他人に自分勝手と思われても、気にすることはありません。無理して人に合わせていたら、息苦しいだけですよ。
寂聴 日めくり暦 2021年11月9日
みながいつまでもお元気でと心留めしていらしたと思う。寂聴が遂に逝ってしまった。その日の「日めくり暦」の教えがこれだ。
ベーテルスタッフは朝に出勤したら、この暦の今日のお一言を三唱してから各々の職域に向かう。お一言はどんなに私たちの心を浄めてくれつづけたであろうか。心荒ぶる時、心沈むとき、スタッフルームに戻り、寂聴カレンダーを読みながら、いかほど慰められ、安心してきたことか。
寂聴はCOVID-19災禍のさなか、お盆を前に、長崎原爆忌の日、8月9日、こう書き残した。
「私達が、災難に見舞われる苦しい世の中に送られてきたことは、何か意味があるのだと思います。」、と。災難が一方的に襲ってくるのではない。災難が、私たちの時代にやってきた、という意味がある。また、この時代の私たちが背負う運命だから、後生のためにこそ私たちが何とかしなければならない。
寂聴ほどの人物はまず出て来ないから、もう遭えないと思うと世の中、ホントに寂しくなる。 (Drソガ)