2021/05/04-3
ベーテル花ブログ
28 ヒトリシズカ
この花に出逢える深山では、決して一人ではいないがヒトリだそうだ。花の常で、やはり群生している。
名前から覚えた花ではない。その名を知り、そう思い込む。これって知識なのだろうか。その名知らずよりは相当にいいか。知る限り、緑豊かな場所にはおらず、そうそうたる立木の並みの下の枯れ草の間に茎は茶色を装い、四枚葉は黒緑なので、目だたない。葉は陽光浴びれば鈍く照り輝き、恰も静の舞台の絹衣装だ。学名にjaponicusを被る。
群生場所さえ覚えてしまえば見逃さない。むしろ、誘われてしまっている。ヒトリシズカの名に酔う一時がよい。
さて、フタリシズカなるものに出逢いたい。解説書の写真からは何回も見ているものだ。こちらの学名はserratusだ。 (Drソガ)