2021/04/27
ベーテル花ブログ
25 菜の花
「なのはな」を語り始めたら終わらない。
ナルシス水仙が咲き終えると、一斉に菜の花が咲く。今回は河原の、孤独のアブラナだ。その側で、今を盛りにタンポポに勢いがある。どちらも当方には、異国の視野を超える程広い壮大な景色として記憶にある。圧倒されたので、情景となる。国歌、朧月夜は想像に留まる。とはいえ、心そのものなのが不思議だ。その描写の教えで、情景が創られているか、分かちがたい。
むしろ、山村暮鳥が強烈だ。
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
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暮鳥は東海村に一面の菜の花畑を見たのだろうか。外つ国に逗留したことはないのだろうか。関東の風景だけで、この詩をつくったのだろうか。詩人、畏るべし。 (Drソガ)