2021/03/08
今週のこの記事一つ2021−0302(17)
米軍ヘリ、スカイツリーに6回接近
―都心で実戦訓練か−
松本惇、大場弘行、加藤隆寛.特権を問う. 毎日新聞、2021年3月5日.
米軍ヘリが世界の警察を振る舞う。日本国家権力は、おもてなし予算や思い遣り予算を振る舞う。その様は大江戸捕り物帳、に近い。戦争状態ならば別に何と言うこともない画像だが、スカイツリーに接近する画像は、20年前の世界貿易センタービルに突っ込むオサマ・ビン・ラディン部隊の特攻機の9.11に繋がる。
毎日新聞社が頑張っている。「特権を問う」だ。何の特権か、臨床医の当方が紙面の仔細に通じているわけがない。思う、これは不平等条約だ。沖縄で起きているありとあらゆる事件や事態は、全て不平等条約の概念で理解できる。「核の傘」と剛弁するのは陳腐な常套だ。
なぜか、沖縄県民だけは金にならないどころか金を捨てる知事を選び、国家予算ではひどい目にあうことを覚悟している。この事実はマスコミがしっかり国民に伝えるべく、毎回のニュースリリースで頑張るべきだ。日本のどの都道府県、市町村長達は国からもらえる予算の話しかしない現実があからさまだが、ならば国民一人一人の生き様は国の有り様以外になくなるので、途轍もない悲劇となる。国にとって沖縄は便利な存在で、一方では沖縄の特定地域を、途轍もない金、我々の税金なのだが、ばらまき場所としてしっかり決めている。だから、沖縄は今は選挙で勝った知事だが、いつも危ない橋を渡っている。このストレスをものともしないのが沖縄だ。
世情はCOVID-19災禍はけたたましくうるさいが、それでも国民は冷静にこの内閣を高く支持している。何の因果でこの内閣かなのだが、内閣の支持率って意味はなさそうだ。この答えを明確に言葉にしているのが小沢一郎だ。何が起ころうと、結局「国民の質」だ、と。ならば、当方は日本人を早速やめたいね。
この悪夢の10年、自殺する下級公務員はいざしらず、序列官僚は首を切られないよう、朝食、会食、密会では「私、断らないから」と毒を喰らう。のだが、これは些末な事態。スカイツリーの米軍ヘリのスクープで毎日新聞は3月2日の記事で、あの有名な小川和久軍事アナリストはこういってのけさせた。同日6段組みの最終段をしっかりお読みあれ。
1、「国民が不安を感じないようにするのは日本政府の責任で、日本側が同盟関係を健全にハンドリングできていない」のが問題で、
2、「航空法の適用除外をやめることや六本木のヘリポートを移転させることは日本政府のしかるべき立場の人間が交渉すれば不可能ではない」が、
3、だがこの国の政治家は誰もそれをやろうとはしない。そこが問題の本質だ」、と。
素人にはこれで充分でしょう。ああ、アホクサ。
ところで、あっという間に総理大臣に上り詰める機会を、わざわざあの一言で無にした、あのけたたましく元気な都知事はこの事件に何か宣わったのかな。 (Drソガ)
<同封資料>
大場弘行、加藤隆寛、内橋寿明、松本惇. 特権を問う:羽田新ルートも影響か、米軍ヘリ低空飛行―旅客機と接触回避―. 毎日新聞、2021年3月2日.