2021/03/03
ベーテル花ブログ
番外01 3.112011-2021−胡蝶蘭−
日清医療食品仙台からの贈りもの
大変立派な胡蝶蘭の鉢を頂戴した。ベーテルが入院給食を委託している日清医療食品株式会社仙台支店からの贈り物だ。日清医療は取引関係にあり当方の誕生日には途絶えず毎年花が届けられる。粋な心遣いだ。とはいえ、ベーテルは41床しかないので上得意様ではないし、まして、例えばてんかん特異のケトン食療法を先んじて担っている貴重な施設でも更々ない。端から全く儲からない病院であることを前提の取引は消滅せず、そのまんまに30年を経過しようとしている。
前置きが長すぎた。お札にこうある。「贈 震災から十年の節目を迎えるにあたり 皆さまのこれまでの苦労とご努力に敬意と 日頃の感謝を込め、お贈りさせて頂きます。」
何の変哲もない書き付けだが、3.112011からの我々みなの心境を言い得ている。この10年、もちろん、のみならずだが、みな、どなたもが苦労し、努め続けてきた。世の中、励ましあいと共生だ、の以上の意味を持つ必要はない。ので、こちらかも同じ言の葉をお返しすることになる。御社のご苦労をお察し申し上げながら、この場合、病棟入り口に飾らせて頂いた。
巣籠もり需要なる、好きには慣れない行政経済用語を使えば、園芸店の売り上げは11%伸びているという。が、当方は花を作る商売の方々が相当の困難に直面していることを知っているし、オランダの生花市場や花産業全体まで殊の外心配していたりする。この場合、いわゆるご挨拶の類いでも「花」を選んでくださったこと自体に感服する、というような妙な具合ともなる。ネットの世界は途轍もなく恐ろしい世界なので、この言いようが失礼にはなっていないし、誤解されて実につまらない反応を引き起こすことがないよう祈る。
それにしても立派ですね。
としながらも、気分は荘厳な白より軽やかな桃や朱だったらと思ってしまう。もはや性だね。
なお、ベーテルは仙台駅前で開催してきた「てんかんイーヴニングセミナーEESB」には関係各社の方々からもご講話を頂戴している。日清さんも拒まず講師をお務めいただいた。世の中、万事つつましく、和気藹々の共生がよい。 (Drソガ)