· 

ベーテル花ブログ 12 春一番 −オオイヌノフグリと福寿草−

2021/02/24

ベーテル花ブログ

 

12 春一番

−オオイヌノフグリと福寿草−

 

 雪道の散歩。足を挫きながらも歩く。もしかして咲いているかもと川堤にオオイヌノフグリの花を探した。見つけたぞ。堤をなす南向きの土手や石垣の袂で、しっかり花芽をつけて、わずか二つ三つが花弁を広げようとしている。春が来ている。オオイヌフグリは青の彩どりで、外来種。赤みを帯びるイヌノフグリは固有種というが、ほとんど見かけなくなったとのこと。しかし、視野の記憶の彼方で見ていたような気がする。どこにひっそり咲いているか、今度は気を引き締めて探したい。

 在所では福寿草が漸く漏れ出てきた。木下に置いて大雪を避け雪氷に被われないようにすれば少しく早く出てきてくれるかと待っていた。一山越えたれば既に満開。日だまりとなる軒の庇の下で美事に咲いている。大雪と厳冬ながら、不気味な陽気もあっての春が来た。

                        (Drソガ)